四国八十八か所巡礼

★ 四国八十八か所巡礼とは?その2

お遍路について少し掘り下げてみましょう
四国八十八か所を巡礼することをお遍路と呼ばれていますが
お遍路とは、空海ゆかりの八十八か所の札所(お寺)を巡ることで
心の煩悩が取り除かれ、願い事が叶ったりご利益を頂けると言われています。

その昔1200年ほど前に、弘法大師・空海が香川県の貴族佐伯家に本名、佐伯真魚(さえきまお)として生まれ、仏教に関心を持ち空海として中国に留学し密教を学び帰国後真言宗を開祖として修業を積みました。その後空海の功績を称え「弘法大師」の諡号を得ました。

諡号(しごう)とは死後にその人物の功績や人格を称えて贈られる称号のことです。 通常、帝王や高僧、功臣などに贈られます。 生前につけられる称号とは異なり、死後にその人物の生涯を評価し、その業績を後世に伝えるために与えられます。空海は「仏教の教えの偉大な師」 として歴史上の評価を知る上で重要な手がかりとなります

みくろ洞(一番上の写真)
若いころの空海が、本名の佐伯真魚で実際にここで修業します。
今は国道が前を通って海から離れているけれど
昔は浸食していなかったので、目の前がすぐ海だったようで
向かって右側が修行をしていた神明洞、
左が生活していた御厨人窟という場所です

長い間ずっと暗闇の中で修業をし、終えて入り口を見た際に、
洞窟の入り口から差し込む朝日が口の中に飛び込んでくるような
神秘的な体験をします。ここから見たその景色に感銘を受けて空海と名乗るようになったと言われています。

私も実際にこの場に足を運んで洞窟から出るときに
外が眩しくて、空と海しか見えない景色と、空海を身近に感じてとても感慨深い気持ちになりました。

ほんとに修行されてたんだなぁ。。こんなところで。。。↑
右下にかすかに御厨人窟が見えてますね(^_^;)