四国お遍路 巡礼の旅
さぁ!お遍路にいこう!
★お遍路の参拝手順

★お寺での参拝手順

ではお寺についたらどんな手順で参拝していくかのか、
あくまで一般的な参拝方法を紹介します。
お遍路は気持ちなので、作法にこだわりすぎる必要はないです。
とはいえ、せっかくお参りするなら知っておきたいものですね。

一、山門にて
山門(仁王門)手前で合掌、
一礼して境内に入ります。

ここからは仏様の聖域です。

 

二、手水舎で手と口を清めます

・柄杓を右手に持ち左手を清める
・左手に持ち替えて右手を清める
・左手に水を取り口をゆすぐ
・柄杓を立てに持ち残った水で
柄を清め る。

 

三、鐘楼へ(鐘打ち)
鐘は参拝前の合図ともされるので鐘が自由に撞けるお寺では
お参りの前に一度だけ撞きます。(お寺によって禁止のところもある)
もしつき忘れても帰る際はつきません。
出る際の鐘は「出金」とされたり、死者を呼ぶ「でがね」としてよくないからです。
仏さまに届けばいいので、むやみに大きく鳴らさず、つき終わりにしもくが何度も鐘に当たらないように紐を落ち着かせます。

 

四、本堂でお参り

お参りは最初に本堂、そして太子堂と2か所で行います。
1 ろうそく、線香、お賽銭、納め札を納めます。
ろうそく立てがありますので1本おさめます。
この時、他の人のろうそくから点すと、他の人の業を
もらうとされているので、
必ず自分で火を付けるようにします。
ろうそく台では次の人の事を考えて奥から立てていきます。

2 線香は3本まとめて立てて納めます。
線香は3本まとめて立てます
3本の意味は「現在・過去・未来」の仏様にお供えするという意味や「仏・法・僧」の弟子になる(帰依する)という意味があります。

3 納め札や写経は、それぞれのお寺所定の箱に納めます。
お賽銭は投げたりせずに静かに納めましょう。
ろうそく、線香、納め札、写経、お賽銭はどの順番で納めても大丈夫です。

4 お経を唱えます。

  1. 般若心経を唱えます。
  2. それぞれのご本尊を三回繰り返し唱えます。
  3. 光明真言を三回繰り返し唱えます。
  4. ご宝号(南無大師遍照金剛)を三回繰り返し唱えます。

 

五、太子堂でお参り
本堂と同じ手順でお参りします。

 

六、納経所へ
すべての参拝が終わったら、納経所でお納経を頂きます。
納経帳の方、白衣の方、掛け軸などご自分の好きなものに
納経(御朱印)してもらいます。

七、山門を出る
山門を出るときに合掌して一礼して境内を出ます。左足からでます。

★そのほかに気をつけること★

団体や複数人の場合、読経する際、他の参拝者の迷惑にならないように出来るだけ一か所にまとまったり、お堂の正面を空けて左右どちらかにまとまりましょう。
混み合うシーズンなど小さいお寺では駐車場も狭い場所があります。
参拝を終えたら速やかにその場を移動してます。マナーを守って譲り合って参拝しましょう。