お遍路ってどんな意味?
約1200年も昔、弘法大師・空海が修行の地として、
四国の八十八か所の霊場を巡り歩き、
札所を開創したと言われています。
当初は修行僧がその大師様の歩かれた
八十八か所の霊場を巡礼することを遍路といい、
大師様に対する信仰の高まりと共に今では、
日本だけでなく世界中から多くの方が
大師様ゆかりの地として足を運ぶようになりました。
一番霊山寺から、
八十八か所の札所大窪寺まであり
最後まで巡ることを結願・満願といいます。
どうして八十八か所なのでしょう。
除夜の鐘は108回で、一人の人間のもつ煩悩が
108個あると言われています。
鐘が一つ鳴るごとに一つ消して
来年は幸せな一年を過ごせますようにという
願いが込められているといいます。
では、お遍路はなんで八十八?
こちらも人間の煩悩の数と言われています
(20も煩悩減ってるやんっ!なんて突っ込み
しないでくださいね!私がしときました!)
こちらも諸説あるようで「米」という漢字に
通じるから五穀豊穣を祈る数と言われたり、
男性42歳、女性33歳、子供13歳の厄年の合計から
八十八そんな風にも言われているみたいです。
諸説あると言う事は、大師様がどういう意味から
八十八か所にされたのかは今となってはわかりませんが、
この八という数字は何においても末広がりで縁起もよく、
テレビや新聞もない時代、昔の方達が
こういう言葉や意味を大事にしてこられたのは確かですね。