『般若心経』は日本では天台宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・浄土宗などでも広く読まれるお経です。
正しくは『般若波羅蜜多心経』というんですね。
よく勉強しとるのぉ!
『般若波羅蜜多心経』を説く経典には膨大な数があり、それらを「般若経典」といい「般若心経」はその中の一つなんじゃな。
昔、西遊記に出てくる三蔵法師として有名な玄奘(げんじょう)がインドから中国に持ち帰ったのです。
えっ!三蔵法師!!知ってる!!
こんなところで通じるなんて!
昔、西遊記に出てくる三蔵法師として有名な玄奘(げんじょう)がインドから中国に持ち帰った「大般若経」を元にサンスクリット語で書かれていた膨大な経典「大般若心経」をまず漢語に訳しなんと600巻ほどにまとめます。
そしてさらにその600巻を、わずか276文字の短い文章の中に、仏教の教えを凝縮させて説いたのが「般若心経」なのです。
「空」について説いたこの教えは、この世のあらゆるものは
固定された実態を持たず変化し続けていると説いています。
物だけでなく体や心といった見えないものもです。
簡単に言えば、物事に対する執着を手放せば、心やより軽くなり自由になると教えているのです。生きる智慧(ちえ)です。
繰り返していたら意外と覚えられるものです(^_-)-☆
では実際に声に出して唱えてみよう!
般若心経
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
般若心経を読み終えて

どうですか?般若心経を一巻読み終えた今、きっと心が少し軽く静かになっているのではないでしょうか(^_-)-☆
私は時々、読むだけでなく写経にチャレンジしたりしています。
最初は指が疲れましたが、無になって書いていると心が洗われるというか、達成感などを感じました。思いや感じ方は人それぞれでしょう
般若心経は短い経典ですが、その中に“空”の智慧が凝縮されています。何度も読むことで、新しい気づきが生まれるかもですね。