四国八十八か所 巡礼の旅
なな詣で~四国お遍路の旅をわかりやすくサポートします~
★お遍路 知っトク情報

★お遍路用語集

四国巡礼の際によく使われる用語集です。
お遍路さんをされる前に目を通してみてください(^_-)-☆

お遍路 弘法大師様が修行のために歩かれた、四国全土およそ1400㎞の道のり。江戸時代にも一度大きなブームになったと言われています。
同行二人 「どうぎょうににん」とはお遍路は「常に弘法大師様と一緒」という意味があり、常に一緒に修行をしていると言う意味です。苦しくてもお大師様が見守ってくれているので一人ではないのです。
札所 お遍路で参拝する八十八か所のお寺の事をいいます。
その昔、巡礼者が自分の住所や名前を書いた木札をお寺の柱に打ち付けていたことが名前の由来になっています。
打つ 各札所にお参りすることを言い、上記のように柱に打ち付けたことからきています。
順打ち 一番札所霊仙寺~八十八番札所の大窪寺までを、時計回りに順番通りにお参りすることを言います。
逆打ち 順打ちとは逆に反時計回りにお参りする作法で、道中の道が反対になるだけで険しさが増すことから、順打ちの倍ご利益があると言われています。また、四年に一度のうるう年の逆打ちはさらに倍のご利益があります。歩き遍路はもちろん、車も案内が順打ちよりは少ないので迷いやすく難しくなるようです。
でも、うるう年に当たったならしっかり調べていくチャンスかもです。
通し打ち 一度の旅で一番から八十八番まですべてお参りすることを言います。通常歩きで60日と言われています。
区切り打ち 一度ではなく数回に分けてお参りすることを言います。
打ち戻り 次の札所に行くために来た道を戻る事。
一国参り 四国四県を一県ごとにくくって巡礼するお参りの仕方。
お接待 何の見返りも期待せず、通りがかりのお遍路さんに親切にすることを指します、お寺の納経所や地元の方が食べ物や飲み物を施してくれることがあります。お接待を受けたら感謝し、納札を渡すのがマナーとなっています。
納札 本堂と大師堂でお参りした際に、証として納める札を納札「おさめふだ」といいます。
初回は白色からスタートし、巡礼の回数によって納札の色が変わります。
1~4回目 緑5~6回目 赤7~24回目
銀25~49回目 金50回~99回目 錦100回以上
結願 「けちがん」八十八か所すべてお参りしたら結願と言います。とにかく一周、最後にお参りしたお寺の事を結願寺とも言います。
満願 「まんがん」結願との違いは、四国八十八か所すべてお参りした後、高野山の奥の院でお礼参りをすることで、お礼を伝えて初めて満願と言います。
白衣 お遍路をするにあたってのさしずめユニフォーム的なものですが、袖あり袖なし、夏使用などがあります。
真面目な話をすると、本来お遍路は厳しい修行でしたので、どこで行き倒れてもいいように死を覚悟して旅立つ身支度のような覚悟を現した衣装だったのです。お遍路はそれほど危険を伴う道のりだったのですね!
笈摺 「おいずる」とは亡くなったときに羽織るための白衣です。なので羽織ってお参りするのには適していません。今では主に御朱印用に用いる白衣になります。
本来は袖のないベストのような法被という説明が多いのですが、実際は御朱印のスペースが足りないこともあり袖ありもあり、袖なしの両方の白衣が選べます。
金剛杖 金剛杖は道中の歩みを助ける杖の役割だけでなく、同行二人と記載されていて、弘法大師様の分身として扱います。 それは、お遍路中はいつも弘法大師様が一緒に歩き、支えてくださっているということです。宿に着いたら一番に杖を綺麗にし大切に扱います。
取り扱いにもいくつかルールがあります。
・輪袈裟や金剛杖はお手洗いに持ち込まない。
・杖の上部は握らない
・橋の上では杖を突かないなどです。
輪袈裟 お経を唱える際の最低限の法衣で、袈裟を簡略化したものです。もともとお遍路の際は法衣を身に着けるものとされていたので参拝の作法として身に着けるものです。白衣は着用しなくても、輪袈裟はつけておまいりします。神聖なものなのでお手洗いでは外します。
菅笠 「すげがさ」は菅の派手編んだ笠です。日よけや雨よけの機能面でも優れていますが、お遍路の正装の一つです。帽子と違い失礼にはならないので、お参りの際や納経所でつけたままでもOKです。神聖なものなのでお手洗いの際は外します。
納経帳 お遍路で各札所で、本堂と太子堂にお参りした後、納経所でお経を奉納した証として御朱印を頂く帳面の事です。昔はお経だけでなく写経をしてそれを納めた証だったようです。参拝後、墨書きで御宝印を頂きます。2巡目からは御宝印のみになります。
趣味の御朱印帳とは意味合いがことなります。
大きさも大きい物からコンパクトサイズまであります。納経を受ける際、白黒の御影を頂けるのでそれを保管するファイルのついているものや、ご詠歌やお寺の雰囲気が印刷されたものなど多岐にわたります。
ご詠歌 僧侶ではない一般の信者が
お寺や巡礼の際に唱える歌の事で5.7.5.7.7の31文字からなる和歌に節をつけたものです。
御影 「おみえ おすがた」巡礼の際
本堂ではほとんどが秘仏となっていて御開帳のタイミングでもない限りお姿を拝見することはできません。
そのためこの御影を有難くいただいて満願後に額に表装する方もいらっしゃいます。
白黒の御影は無料ですがカラーは100円で、高野山で頂くのは少し大きめで有料です。
勤行本 四国お遍路をお参りする際に必要なお経がすべて収録されているお遍路用の教本です。