お遍路の装備はそろったんだけど
いつも同じ季節に行けると限らなくて…
実際どんな格好したらいいんだろう
そうだよね!一度に行けないと、
季節をまたぐこともあるもんね。
そうじゃよな!
ここではそんな疑問を解消していくぞよ
春夏秋冬に合わせた服装と持ち物ガイド
お遍路といえば「白衣にすげ笠」というイメージがありますが
実際に巡礼するとなると季節ごとに必要な装備や工夫が変わってきます。
特に初めて挑戦する方は「どんな服装で行けばいいの?」
「歩き遍路と車遍路では荷物変わりそう」と悩むところですよね!
この記事では、初めてでも安心して準備できるように春・夏・秋・冬の季節別におススメ装備をまとめてみました。
さらに「歩き遍路」「車遍路」「ツアー遍路」での違いも解説します。
初めての方はこちらの記事も参考にしてみてください→お遍路で役立つアプリ5選
春(3〜5月):気候は穏やかでも寒暖差に注意
服装:薄手の長袖シャツ+ウインドブレーカー。
朝晩は冷えるので重ね着できるものがおすすめ。
持ち物:花粉症の方はマスク必須。
歩き遍路なら軽量の雨具も忘れずに。
便利アイテム:ストールやアームカバーは紫外線対策に◎。
巡り方別ポイント
歩き遍路:桜や新緑の美しい季節。日焼け止めを早めに使いましょう。
車遍路:寺ごとに駐車場が混む時期なので、時間に余裕を。
ツアー遍路:ツアーバスは冷房が効きやすいので羽織ものを持参すると
安心。
天候への対応
春は天気が変わりやすく、急な雨も。
歩き遍路は「途中で降られる」ことを想定し、タオルや防水バッグや
ザックカバーを必ず用意していると安心です。車遍路は雨の日も比較的巡りやすいですが、寺院の石段が滑りやすくなるため注意です。
四季の景色

桜や新緑の美しい春、私は登山をするので季節的には山の緑の色がきれいで個人的にお勧めの季節です。雨に濡れた山門や苔むした石畳は独特の趣があります。
夏(6〜8月):熱中症対策が最重要
服装:通気性の良い速乾Tシャツ+帽子。

持ち物:冷却タオル、折り畳み日傘、
水筒(凍らせたペットボトルも便利)
便利アイテム:汗拭きシートや塩タブレット
巡り方別ポイント

歩き遍路:
早朝出発で涼しいうちに距離を稼ぐ。宿は事前予約を。
車遍路:駐車場から本堂までの短い距離でも暑さは厳しいので水分は常に持ち歩く。
ツアー遍路:クーラーと外気の温度差で体調を崩しやすいので、上着を一枚持っておくと安心。
天候への対応


夏は突然の夕立に遭遇することも多いです。
歩き遍路は防水のサコッシュやスマホ用防水ケースを持っていると安心。
夏だからすぐ乾くというので安心せず、靴が濡れたら即マメができやすくなったり、長時間歩行にはひびく事なのでぬらさないよう気をつけましょう。ツアー遍路では雨具を持参すれば安心して続行できますが、台風シーズンは中止や変更も考えましょう。

四季の景色
青空の下、広がる田園風景や向日葵畑を横目に歩くのは夏ならでは(#^^#)ただし熱中症リスクが高いため、早朝や夕方を狙って歩く工夫が必要です。私は17時以降のフリータイムの時、海辺の砂浜で寝そべって
空港の近くだったので頭の上をでっかい飛行機が飛んできて、楽しい体験をしましたよ!夏なので小一時間以上いましたけどまだ明るかったです。



秋(9〜11月):気候が安定しベストシーズン♪
服装:長袖シャツ+ベストや軽めのジャケット。
朝夕は冷えるが日中は歩きやすい。
持ち物:虫よけスプレー。紅葉時期はカメラをお忘れなく。
便利アイテム:軽い防寒具、スニーカータイプのトレッキングシューズ。
巡り方別ポイント
歩き遍路:一番おすすめの時期。足腰の疲労対策に温泉宿泊も◎
(宿坊を調べたい方はこちらもどうぞ→四国霊場の宿坊一覧)

車遍路:紅葉シーズンは渋滞に注意。
余裕のある日程を。
ツアー遍路:観光も兼ねて紅葉スポットに寄れることもあるので、カメラ必須。
天候への対応
秋は台風や強風の日もあります。薄暗くなってくるのもこの時期は早いです。最後跡一寺!と意気込んでも現地で暗くなることもあります。歩き遍路は日の入り時間の確認や、風が強い日は菅笠より帽子の方が歩きやすいかもしれません。
車遍路は大雨で道路が通行止めになることもあるので、事前の天気予報チェックが必須です。
四季の景色
紅葉シーズンは一番の見どころ。金色に染まる山々や寺院の紅葉は写真映え間違いなし。
冬(12〜2月):寒さと雪対策がポイント
服装:厚手のアウター+インナーは発熱素材。ニット帽や手袋も必須。
持ち物:カイロ、厚手の靴下、雨雪兼用の靴。夕方になると暗くなるのが早いのでヘッドランプや携帯ランプが必須です。山の中のお寺の木々でお天気が悪くても薄暗い事もよくあります。
便利アイテム:レッグ&ネックウォーマー、カイロ、温泉セット。
巡り方別ポイント
歩き遍路:路面の凍結や積雪に注意。遍路道が山の中の場合は特に
よく調べてから入る習慣を。
車遍路:雪道に備えてチェーンやスタッドレスを。
ツアー遍路:冬は参加者が少なく、ゆったり回れるのが魅力。
天候への対応
冬は地域によって雪が降ることも。
四国南部は比較的温暖ですが、徳島や愛媛の山間部は積雪や凍結があります。歩き遍路は凍結した道は危険なので中止や短縮も選択肢に。車遍路はスタッドレスやチェーン必須。
四季の景色
雪化粧をしたお寺は幻想的で静寂に包まれます。冬は人も少なく、
ゆったりお参りできるのも魅力です。
ただ、一人で巡礼される際は日が暮れるのも早いので、
足場が悪い時などは特に、時間をしっかり確認してくれぐれも
無理をしないことです。
まとめ:季節に合わせた装備で快適なお遍路を
お遍路は四季折々の景色を楽しみながら巡礼できる日本ならではの旅です。ただし、季節や天候、スタイルによって準備すべき装備は大きく変わります。自然相手なので、無理せず自分のスタイルと季節と天候に合わせて調整しながら計画することが大切です。
- 春 → 寒暖差と紫外線対策
- 夏 → 熱中症対策が最重要
- 秋 → 一番歩きやすい季節
- 冬 → 防寒・雪対策がポイント
しっかり準備して、自分に合った巡り方で快適にお遍路を楽しんでくださいね。
まだ遍路装備がそろってない人はこちらも参考にしてください →参拝で必要なもの